2013年8月4日日曜日

富士山への道

 北村さんは、いつも上位に入っていたので、いち早く富士山頂から下山していて、民宿和楽で風呂に入って汗を流して、表彰式が始まるまで、時間があるので仮眠をしているのを、私はよく見ていました。

 その姿を見て、本当にこの人は、富士登山競走そのものだなと、何度か感じたのを覚えています。「カッコよかった」

 表彰式が市役所で行われるので、見に行きました、優勝した上原子選手が、もの凄く輝いていましたが、それにもまして、私がびっくりしたのが、優勝者には、内閣総理大臣の大きな賞状とトロフィーが貰えることでした。

 何としてでも、あの賞状を貰いたいなと、心に刻みました。


 しかし、それから1984年の37回大会までは、貧血になってしまったこともあり、よい成績を収めることができませんでした、苦しく長い時期でした。

 
 続く

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