2012年10月18日木曜日

富士山への道

 五合目を出発して、僅かな食料と水を持って、途中の山小屋にも、ほとんど寄らずに六合目、七合目、八合目と登って行きました。

 山頂まで、必ず登り、剣が峰にある富士山測候所で、金剛杖に付いている日の丸の旗に、印をもらい、それが、山頂まで登った証拠として、親父や高校のクラスメートに見せるのだ。

 自信は、あった、その支えは、中学2年から続けてきた新聞配達で鍛えた体力と気力だった。

 しかし、富士山はそんなに甘くはなかった、八合目を過ぎた辺りから、両手がむくんできたり、息苦しくなってきたりし始めました、軽い高山病です。

 みるみる登るペースが落ちたのが、自分でもわかりました、しかし体力はなくなってきたけど、気力だけは、まだまだ十分あった。

 山頂に近づくと、次の試練がやってきた。

 続く

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