五合目を出発して、僅かな食料と水を持って、途中の山小屋にも、ほとんど寄らずに六合目、七合目、八合目と登って行きました。
山頂まで、必ず登り、剣が峰にある富士山測候所で、金剛杖に付いている日の丸の旗に、印をもらい、それが、山頂まで登った証拠として、親父や高校のクラスメートに見せるのだ。
自信は、あった、その支えは、中学2年から続けてきた新聞配達で鍛えた体力と気力だった。
しかし、富士山はそんなに甘くはなかった、八合目を過ぎた辺りから、両手がむくんできたり、息苦しくなってきたりし始めました、軽い高山病です。
みるみる登るペースが落ちたのが、自分でもわかりました、しかし体力はなくなってきたけど、気力だけは、まだまだ十分あった。
山頂に近づくと、次の試練がやってきた。
続く
0 件のコメント:
コメントを投稿