2012年10月19日金曜日

富士山への道

 次の試練、それは寒さでした、富士山をなめきっていた私は、ランシャツ、ランパン姿で登っていました。

 山頂に近づくにつれて、100m標高が上がると気温は0.6度下がると云われています、体力がおちてきて、体から発する熱も下がっていたと思います。

 そのため、9合目から頂上まで、体が震えるほど、寒かった、やっとの思いで、山頂に着いたとき、少しほっとしましたが、そこから、測候所までの上りが、本当に長く感じました。

 死ぬ思いで、測候所に着くと、ガタガタ体が震えている私を見た職員の方が、暖かいお茶と、お菓子をくれました。

 体が、暖まり少し体力が回復してきました、しっかり、日の丸の旗に3776mの測候所印を、頂き、お礼を言ってから、一目散に五合目を目指して走って行きました。

 測候所を、出てしばらくは、やはり寒かったのですが、下って行くうちに、気温が上がってくるので何とか五合目に辿り着きました。

 五合目に着いた時には、もう薄暗かったです、登り始めた時間が午後2時半位だからしょうがないです、親父を見つけて、日の丸の山頂印を見せたたら、一言「おせぇじゃねぇか」

 続く



0 件のコメント:

コメントを投稿